materials
あらゆる要素を、
一つ一つ
積み上げる
BARねじ錐でご提供しているお酒は、一部を除いて日々少しずつ更新されます。ご来店いただく度に、お客様に新しいお酒との出会いが待っていますように。
新しいカクテルやお酒は、様々な日常の風景より着想を得ています。それらと自分自身のこれまでの知識、経験の引き出しとを融合させ、試行錯誤しながらひとつずつ組み合わせて構築します。
一つのテーマから掘り下げ、広げてゆく。論理的な考えを基に、科学の研究のように掛け合わせる。様々な方法が有りますが、いずれにせよ、あらゆるプロセスを経てその一杯は完成に向かってゆきます。
ふと立ち止まって、思考する。
ゼロを疑うことからすべてが始まる。
BARねじ錐が位置する四間道付近には「子守地蔵尊」や「屋根神様」、「円頓寺」など、由緒のある神様たちがおわします。通勤の途中に立ち寄って参拝したり、しなかったり。道中にあるお店を外から眺めると、丁度思案していたカクテルに使えそうな器を見つけたり。風景に溶け込む様々な要素から思想を広げます。時には、いつも見慣れている景色が革新的なアイディアを呼び込むこともあるのです。
果物、ハーブ、漢方、
あらゆる地域の素材たち
近年バー業界では「ミクソロジー」と呼ばれる創作メソッドが多く見られ、あらゆるユニークな材料がカクテルと掛け合わせられ、その多様化は留まることを知らない。料理の分野ではもちろん、パフュームや化粧品にも多く用いられるボタニカルな素材は、昔から様々な要素に使われてきた。
BARねじ錐で出会えるカクテルたち。まさか!?と思うような素材を組み合わせ、異種格闘技戦のようなミックスの仕方や、論理的に相性の良い素材同士を掛け合わせるスムーズなマッチングなど、その組み合わせ方は多岐に渡る。
全国の生産者達と
繋がり創り出すカクテル
BARねじ錐にて使用している素材は不思議なご縁で取り扱い始めることも多い。例えば、東京四谷にある「TIGRATO」さん、大人の為の絶妙な甘みを携えたジェラートと当店のカクテルとを掛け合わせる。また、カクテルそのものではなくペアリングとして、「Airgead」さんのBAR専用チョコレートは、カクテルと共に味わうことで、さらに新たな味が生まれ、よりBARの愉しみ方は増していく。
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フレッシュフルーツ - 偶然にいただく事も多い自然の恵みはカクテルづくりには欠かせない。彩りという華をも添える重要な素材。
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「+Kombucha」さんの康普茶 - 東海エリアで唯一の康普茶専門店が創り出す絶品の作品。カクテルテイストの深みがさらに増す。
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漢 方 - オリエンタルなテイストを表現する際に使用する。香り、味の変化はもちろんだが、ロマンをくすぐるそのビジュアルも堪らない。
全ての要素を
重ね合わせ、
「美味しい」を
組み立てる
アイディアと各素材を揃え、一つずつの要素を組み立て、構築します。机上論では噛み合わないバランスを調整し、味のチューニングを合わせながら一つの作品を創り上げます。
「もう一度飲みたい」と思える味を目指して。
スケッチ
全体像を把握し、より鮮明なイメージを浮かび上がらせる為のビジュアルスケッチ。様々な文献を参考にしながら、新たなカクテルの輪郭を描いてゆきます。
グラス
セレクト
カクテルの表情として最も大切な要素の一つでもある、グラスを選びます。その日の気分によってセレクトを変えるのも良いですが、カクテルイメージの大きな役割を担うグラスは慎重に、けれど直感で。
試作
初めて形にすることで、思いもよらぬハプニングがあったり、また逆も然り。重ね合わせて生まれる偶然の奇跡もカクテルメイクの醍醐味です。味の変化、舌触りの変化、見た目の変化…予測できないからこそ、カクテルはワクワクするのです。